voice of another

 

真夜中過ぎ痛みを抱えてた ただ

遠い過去さえ今は優しくないよ

たとえ僕が君の肩を抱いて慰めたとしても

届かない言葉ばかりが肌を上滑る

 

致命的な悲劇はまだないから

救われる日など見当たらなくても

たとえ君が壁に描いた鳥に羽根がなかったなら

僕があの日捕らえた儘この場所に居ればいい

 

ねぇ憧れた揺り籠の中で

「二人未来を忘れて欠けていきたいの」

 

そう目覚めた壁の絵は掻き消され

そう気付いた僕だけ羽根をなくした

優しい夢の君が僕を甘く溶かしてくれたなら

二度と覚めることのない様 部屋に鍵をかけよう

 

ねぇ飛び出した鳥籠の君は

広い空の下でまだ彷徨っているの

窓から聞こえてる微かな声は

今でも泣いてる

僕を呼んでいるのかな?

 

 

 

 

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